「え、ちょ、キュー」
「ん、」



スパーン!!



「・・・・っ、いっだーあ!!?なにすんのイバちゃん!?」
「あんたが悪い」
「そんな無茶苦茶な!てか、イバちゃんまじでこれ毎回やられるのはきついんだけど」
「・・・・・わかってるけど今は無理!」
「え、え、ちょっとイバちゃーん!?どこいくのさ!?」
「ついてくるな!」
「えー!!」





バ イ オ レ ン ス ハ ニ ー




どうやらキスしようとしてひっぱたかれた模様。

* DOGDOG69



想いを伝えることはとうとう叶わなかった。
この気持ちを知ってからすでに5年はたっていて、気がつけば彼の左手には光る指輪。


でも、つらくないよ。だって、あなたが笑っているから。
きみの笑顔をずっと見ていられると思えば、恋心を殺すことなんてたやすい。
だから、ね。
その代わりに。


ふたりぶんの笑顔と指輪、ずっとずっと守りつづけていってほしいの。




君 の 手 を 見 つ め て い た

(すごくすごく ほしかったけれど)



サト→クロ。


* DOGDOG69



さらさらの髪。長いまつげ、大きくて切れ長の瞳、綺麗な笑顔。

よく通る澄んだ声。

すらっとした肢体に女らしいしなやかな身体つき。凛としたたたずまい。

強くて優しい。そして脆くて儚い。だけど誰よりも前を向く力がある。


きらいなところなんてない、すべてがいとおしい。
ひとつひとつのカケラを集めて、この気持ちにたどりついた。


そうして今日もオレは叫ぶんだ、 すきだ、 って。




かき集めてはばらまいて





ちょい変態キュー→アス。
飛鳥への愛はとどまることを知りません。てかむしろ知れ(ひどい)


* DOGDOG69



バイバイ、バイバイ。
もう振り返らないよ。

ぼくらにはたくさんの希望があって、息をすればするほど明日はいくつもやってくる。
まだまだどこまでもいけるんだ。

だから。

だから。




君 を 擦 り 抜 け て い く

(ただこの宝石のような気持ちだけ 忘れはしないだろう)





「君」=ひとでもモノでもなんでも。


* DOGDOG69



想いが通じ合って初めて手を繋いだ夜。
触れている手のひらがすごくすごく、熱い。

ぎゅっと力をこめて握ってくれた人は今、恥ずかしさで真っ赤な顔を背けている。 きっと、私の顔も同じ事になっているんだろう。


ああ、ほらね。






(願えばかなうものなのね)





キューイバ。


* cathy



あまいあまい、水蜜糖のような夜だと思った。
なぜ俺は今こんなにも胸がいっぱいで熱くて彼女がいとおしいのだろう。

キュー、と彼女が笑う。
とたんにあふれて零れ落ちる優しさのかけらに、それだけで心臓が潰れそうなほど苦しい、






(これって)(恋に落ちた瞬間ってやつですか)



キュー→イバ。


* cathy



「イバちゃーん、お願いボタン縫ってくんねえ?」
「また!?あんたどんだけ暴れているのよ」
「いや暴れたわけじゃねーって!ちょっと誤解で野郎に服掴まれた時にな?」
「ほぼ同じでしょ。で、どこ?」
「こことここ」
「・・・なんで二か所もあるのよ」
「わかんねー。とりあえずお願いしまっす。スミレちゃんいないしさ」
「私はあんたのオカンかっての」
「?なに言ってんの、良い奥さんになれるってことだろ?」
「・・・・!、もうっしょーがないなあ・・・!」
「あ、照れてる?ひひっ、俺さあイバちゃんの”しょーがないなあ”っての、好き。 なんだかんだ言ってやってくれる時の言葉じゃん?愛があるよなー」
「・・・・やっぱりやめる。返すわ」
「え!?あれ、愛、ないの!!?いやいや待って待ってお願いだから縫ってください世界一優しい杏子さま 女神さま!な、頼れるのイバちゃんしかいねえんだよ、」
「あーーーもう判った判ったから黙ってて!そしたら縫ったげるから!!」
「マジ!?サンキュー!」
「・・・うん」

3分後

「〜〜〜〜っ、見てないで月と星の相手でもしてて!!!」
「!?」



(口を開けば私の心を躍らせ、黙っていれば嬉しそうに見てるなんて、もう!)

(これだから永遠に彼に堕ちては巡る、)








* 忘却曲線